プロが教える大阪でのトコジラミの発生状況、生態

プロが教える大阪でのトコジラミの発生状況、生態
category: スタッフブログ|2020.7.31

施工スタッフの石川です。

プロが教える大阪でのトコジラミの発生状況、生態をお伝えしようと思います。

 

トコジラミは別名ナンキンムシとも呼ばれカメムシ目に属する昆虫です。

近年 観光地や都会を中心に日本全国に広がっています。

トコジラミによる被害は痒みです。吸血刺咬は皮膚が露出している所(足、腕、首、腹部)が

目立ちます。お客様の問い合わせも咬まれてからのご連絡が多いですね。

 

感染症の媒体も懸念されます。後は宿泊施設等に発生すると経済的被害があります。

 

生態については、卵の大きさ1mm程度で乳白色家具の隙間などに産み付けます。

卵から1〜2週間で孵化します。

幼虫は脱皮を繰り返し5齢を経て成虫になります。(1mm~2mm程度)

成虫は5mm~8mm程度で茶色で主に夜行性で徘徊し吸血します。

 

トコジラミの生息場所ですが、暗くて狭い隙間を好み、寝具類の隙間に入り生息数が増えると

排泄物が必然的に増加し糞の塊がみるみる増えていきます。

ただ、ゴキブリの糞ともよく似ていますが、ゴキブリの糞はよく見ると少し固形物が

混ざっているのに対してトコジラミの糞は真っ黒の液体の染み状のものです。

調査では成虫や幼虫が見つからない場合、血糞と抜け殻が無いか調査をするのが、

最初のポイントになります。

 

 

 

 

記事一覧へ